セキュリティ機器

ペットボトル・アルミ缶を非破壊で可燃物か否かを判定する

可燃性液体物検査装置

2003年東京ガス殿と当社テックジャムが共同特許取得・開発した世界初の非破壊でペットボトルとアルミ缶の中身が可燃性か否かを判別する可燃性液体物検査装置、日本、中国、韓国などで約1500台、21年の運用実績、2004年から2020年まで空港のセキュリティ検査として、空の安全に貢献、現在は、国会議事堂、衆議院、参議院はじめ、紅白歌合戦や自衛隊の航空ショーなど各種イベントで活躍しております。今後は、野球観戦やテーマパークが、熱中症対策の意味でも、ペットボトルの持ち込みが可能となれば、セキュリティ対策だけでなく、ビジネスにも貢献したいと考えております。販売価格も台数がまとまればロット割引もご用意、カタログ・取扱説明書など必要でしたら、ページTOPのお問合せからお申し付けください。

ガソリン犯罪防止ソリューション

頻発するガソリン事案

わが国では恨み・自暴自棄などの計画性の低い犯罪における凶器としてガソリンがしばしば使用されます。最近では電車にガソリンを持ち込んで火を放つなどの事案が起きていることは記憶に新しいところでしょう。揮発性が高く燃焼すると極めて危険なガソリンですが、車の燃料として日常の生活で広く利用されており、爆発物のように規制によってアクセスしにくくするのは困難な状況です。

TGESは世界で初めてふたを開けず液体物を検査する装置を開発、日本の空の安全に一役買ってきました。ここでは、当社が提案するガソリン事案抑止ソリューションをご紹介します。

ソリューション1:空港並みのセキュリティを提供
SLC-717D

当社が世界で初めて開発した、ふたを開けずにボトル内の液体を検査する装置は、その後日本全国の殆どの空港に配備され、バージョンアップを重ねながらおよそ20年近くの長きにわたって日本の空の安全を守ってきました。その最終形がSLC-717Dで、現在も国会議事堂などで使われています。この装置は空港セキュリティでの検査を想定し、ペットボトルとアルミ・スチール缶を検査する2つのポケットを装備してほんの数秒で内容物を検査することができます。ガソリン事案が頻発する昨今、SLC-717Dによってオフィスビルのエントランス等でも空港並みのセキュリティレベルを実現してください。

空港での利用など多くの実績がある機器ですので、自信をもって現場での運用をお勧めできます。また、一般の認知度も高く抑止力としての効果も抜群です。検査結果は分かりやすいランプ表示で、使用にあたっての特別な訓練も不要です。

機器の特長

  • 高速処理 (<  3 秒, 1秒 ( PETボトル))
  • ペット、ガラス、アルミボトルの検査可能
  • OK/NG インジケータ 表示で数値やグラフはなし
  • 放射線や化学物質不使用
  • 動くパーツなし
  • 可燃物を検知
  • 空港での長年の運用実績
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ソリューション2:多くの人が出入りする場所のセキュリティ対策
BLS-100

空港のようなセキュリティゲートにおいては一本ずつのボトル検査が有効でしたが、駅やコンサートホールなどのように多数の人がアクセスする場所においては、カバンからボトルを取り出していちいち検査することは極めて困難です。そこで、カバンごと装置に乗せるだけで中に大量の液体が入っているかどうかを数秒で検知できる機器を開発しました。

この機器は、検知した液体の種別は分かりませんが、大量の液体がカバンの中に入っているかどうかを判別します。カバンの形や材質などは一切問いません。カバンの開け閉めの手間がかからない事から、大勢の旅客の手荷物検査などに威力を発揮します。

主な仕様

  • サイズ(mm) 700(W)×670(D)×900(H)
  • 重量 54kg (移動用キャスター付き)
  • 電源 AC 100V
  • 検査時間 約 5 秒
  • 検査可能なカバン材質 どのような材質でも検査可能
  • 検知可能な液体種別 液体の種別によらず検知可能(液体種別の判定はできません)
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ソリューション3:ガソリンがまかれた後の火災の抑止
クイックスプラッシャー

これは当社で販売している製品ではありませんが、消火器製造大手の日本ドライケミカル(株)(https://www.ndc-group.co.jp/)さんが、ガソリンによる火災を抑制する「クイックスプラッシャー」を開発されました。消火器のような容器に入った液体を噴霧することによって、

(1)噴霧した液体の上にガソリンをまいても火災を抑制する。(爆発的な燃焼が起きない)
(2)まかれたガソリンに噴霧することによっても同様に火災を抑制。
(3)さらにガソリン火災に噴霧することによっても火災を抑制。

などの効果があります。
実際にテストフィールドにおいてガソリン火災抑制実験を見学させていただき、高い効果を目の当たりにしました。火災消火器トップメーカーのノウハウを結集して開発された新製品に対し、警察消防などもから多くの引き合いがあるそうです。

実験では、製品の効果もさることながら、ガソリン火災の恐ろしさも痛感しました。

クイックスプラッシャーによるガソリン火災抑制デモンストレーションの様子

クイックスプラッシャーの処理をしないと、ガソリン着火後ほんの1,2秒で炎が天井に到達、ものすごい量の黒煙が天井を覆ってしまいました。屋内でこのような事態が起きるとなかなか対応は難しいと思いました。

最後に

私たちは、ガソリン放火による痛ましい事件がなくなることを切に願いつつ、ここで紹介した技術によってそうした犯罪が少しでも抑止できればと思っております。TGESは、企業の垣根を越えてガソリン放火事案の撲滅のために今後も努力してまいります。ご質問等ありましたらお気軽にこちらまでお問い合わせください。