加熱油脂劣化試験紙

加熱油脂劣化試験紙とは、食用油脂やフライ油など植物油(加熱油脂)の劣化度を判定する試験紙です。サラダ油やフライ油など植物性油脂(加熱油脂)は、植物から採られる油脂分を食用に精製した油(加熱油脂)であり、酸素や光、加熱により酸化、劣化します。その劣化度合を判定する基準には、酸価(AV値)と過酸化物価(POV値)があります。フライ油など使用中の劣化度は酸価(AV値)で、保管中の自然劣化は過酸化物価(POV値)を検査、測定することで、フライ油などの交換時期の目安となります。
油脂劣化試験紙の種類は、フライ油(加熱油脂)に試験紙を浸すタイプと吸上げるタイプの2種類です。1回試験あたりの価格が約40円程度のであることから試験紙タイプが選ばれるお客様が多いです。ただ、色を比較して数値を読み取るため、単価は高くなりますが、吸上げるタイプの加熱油脂劣化検査セットも使われています。
厚生労働省では、例えば、「食品衛生法施行規則」及び「食品,添加物等の規格基準」中では,「即席めん類のうち、めんを油脂で処理したものの成分規格として、含まれる油脂の酸価が 3 を超え、又は過酸化物価が 30 を超えるものであってはならない」と定められてます。


対象商品:3件
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