海水は測定できますか。
測定できません。発色自体は正常に進行しますが、検水が白濁して正確な比色が困難です。
測定に影響のある酸化性物質とはどういった物質なのでしょうか。
一般的には、塩素酸ナトリウム、硝酸カリウム、臭素酸カリウム、過酸化ベンゾイル、濃硫酸、過塩素酸など。これらの物質が上水に含まれていることは通常ありません。
塩素を抜いた水道水を測定してもうっすらと色がついてしまいます。何か他のものに反応しているのでしょうか?
まずシンプルパック残留塩素は、0を測定することはできません。それは塩素が無くてもDPDの特徴でうっすら着色してしまうからです。よって、カラーチャートにも「0」は掲載していません。ただ、塩素のない水は明らかにうすい発色と思います。(0.1mg/Lのカラーチャートに満たない発色)また、時間経過でさらにDPDの自己発色という性質もあり、塩素が無くても色が濃くなっていきます。あくまでも反応直後の色調が測定結果です。1分以内で測定を終えてください。それ以降は結合残塩や溶存酸素の別のイ反応色が出てきまして、その反応は測定結果にはなりません。
使用後の廃棄方法は。
パックは各自治体の指示に従い処分してください。パック材質はポリエチレンです。使用済みパック内の液は、ティッシュなどの紙に含ませて、燃えるゴミとして捨ててください。
結合残留塩素は測定できますか。
残留塩素(SB-8052-307)と遊離残留塩素(SB-8052-306)の両方を測定し、残留塩素から遊離残留塩素を引いて求めて下さい。(残留塩素)―(遊離残留塩素)=(結合残留塩素)
検液pHの影響はありますか。
検水中のpHが3~10 の範囲であれば測定できます。この範囲を超える場合は,希硫酸又は水酸化ナトリウムで中性にしてから,測定して下さい。